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【月刊里の市通信vol.3】写真とことばで見る世界一周…やります!

里の市のおっくんです!

 

 

里の市では、毎月一回「しゃべるの時間」というトークコーナーを開催しています。隣にいる人が考えていること、見てきたことって意外と知らないものです。そこで、となりの人がこれまで何をしてきたか、なぜ今ここにいるのか、みたいなことを話す時間や場所になればいいなと思って開催しています。

 

 

そして4月のしゃべる人は、わたくしなんです。テーマは、「写真とことばでみる世界一周」です。

 

 

 

 

僕は、大学3年のときに一年間休学して世界をぐるりと西回りに一周しました。スタートは、バックパッカーの聖地タイのバンコク。そこから東南アジアを周り、インドからトルコ、東ヨーロッパ、北欧、西欧、アフリカ、南米、北米とバックパックを背負って旅をしました。

 

 

今、僕がカメラマンやデザイン業をやっている理由もこの世界一周の中にあるような気がしています。

旅で撮影してきた写真や当時の日記を紐解きながら、みなさんと一緒にふんわりと世界一周できればいいかなと思ったりしています。

 

 

ここで当時書いていたブログを一つ掲載します。今読み返すと気取った感じというか、恥ずかしい感じというか、そんな感じなのですが、せっかくなのでそのまま掲載します。

 

 

—-以下転載—-

 

 

ASIA

 

 

トルコ旅行を終えて、またハンガリーに戻った。

トルコというのは、アジアなのか、ヨーロッパなのか。それは、トルコ自体が東ヨーロッパにも、西アジアに所属しているのだから、そこに住む人の気持ちでいいのだろう。

 

 

しかし、これで今回の旅での、ASIAは終わった。アイスランドの噴火で、ハンガリーに帰れるのかと、心配しながら空港に向かい、何事もなくCheck In を終えて、パスポートコントロールを抜けた時、僕のアジア旅行は終わった。アジアを3か月と少し、周った。僕は、何を思って、何を感じたろうか。

 

 

タイに入国して「日本を離れた」という実感が湧いてきたあの日から今日まで、長かった、ような気がする。アジアに限ったことではなく、世界中でそうなのだけれど、僕は、国は人だ、と思った。何度も何度も思った。

 

国は、人、だ。

 

 

旅(旅行)を始める前に読み漁ったガイドブックや、インターネット。何を読んでも、僕はワクワクすると同時に不安が押し寄せてくるのが、分かった。盗難、強盗、虚偽、麻薬、死亡。そんな言葉が飛び交っている。

その言葉を胸に、僕は誰を信じていいのか、誰を疑うべきなのか、そればかりを考えていた。目の前に映る奴の多くは、自分を騙そうとする敵なのだ。それを、薄っぺらなガイドブックから学んでいた。そればかりを学んでいた。

 

話しかけてくる奴なんてもってのほかだ。

1人の悪人によって、その国を嫌いになれる。1人の善人よって、その国を好きになれる。

1人の悪人によって、その国の国民を嫌いになれる。1人の善人よって、その国の国民を好きになれる。

 

 

僕は、その程度だった。5人の善人を、1人の悪人が倒してしまうことも出来る。悪の力は絶大だった。どこの国も悪い人ばかりでは、ない。むしろきっとごく一部のはずだ。タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、インド、トルコ、どこの国でも優しさに触れて、笑顔に触れた。


そのときが1番、満たされる。そのときが、なによりも嬉しい。

アジアでは、どこに行っても、日本人の、つまり僕の顔を見ると、寄って来て大麻を勧める。子どもの物乞いは、僕に付いてくる。商売人は僕に「ジャポンジャポン」と近寄って来る。

日本人がそういう風に見られているということが、すごくよく分かる。歩いているだけ分かることが、沢山ある。


僕が見たアジアは、アジアの一部の更に一部でしかない。観光地や有名な街ばかりに行っている僕に、分かることなんて更に一部でしかない。それでも僕にとって、それはとても重要なことだった。

 

 

実際に行ってみないと分からないことだらけだった。他人の評価なんて、どうでもいい。

自分で行って、自分で見て、自分で感じなければ、何もわからない。「そこはあんまり良くないって聞きましたよ」、なんて言いたくない。「そこは行っていないのでわからないですね」、「そこは行きましたけど僕は好きでした。でもあなたにとってはどうでしょうか。それは分かりません」。

 

—以上転載終わり—

 

 

「国は、人だ」

 

 

当時の僕はこんな風に書いています。その気持ちは、今も全く変わりません。
ただ、今の僕が書くならこうなります。

 

 

「地域も、人だ」。

 

 

僕らが暮らす街が面白いかどうかってやっぱり人、です。面白い人がいる街って面白い。そんな風に思います。

 

 

里の市の出展者さんってみなさん「面白い」ですよ。この街で暮らすことが楽しくなるような、そんなマルシェにしていきたいですね。面白い人募集中です^^

 

 

ということで、4月5日は世界一周の話をすると思いますので、ぜひおこしくださいませ~。

里の市 毎週水曜日11時〜15時
直売所ハラペコあおむし

4月は5日(水)、12日

(水)、19日(水)、26日
(水)に開催です!

詳しい情報は、↓のfacebookをごらんください〜。
里の市のfacebook

月刊里の市ライター自己紹介

 

三重県伊賀市出身。大学在学中に休学して1年間かけてバックパッカーでの世界一周を経験。旅を通じて世界中の悪と愛に触れた。フィンランドでカメラを盗まれ、スペインではニセ警官にデビットカードを盗まれる。悔しすぎて、バルセルナの宿でまくらを濡らした。そのときに聞いた「谷川俊太郎」の詩「生きる」が心に刺さりすぎて、旅を続けた。世界中で、いろんな人が
生きる姿に触れるたびに、その姿を伝えることに興味を持つ。

信州大学での専攻は森林科学。木の年輪を研究テーマに(バームクーヘンの層を数えるようなイメージ)して、木の気持ちを伝える卒論を書いたのち、人の営みを伝えるライターを目指して、編集プロダクションに就職。

現在は企画のディレクションやアートディレクター・フォトグラファーとして活動中!  





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