【月刊里の市通信vol.2】発酵は、未来への準備

里の市通信のおっくんです。
 



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オーガニックコーヒー Cafe Nekkoさんのコーヒー。激ウマです。

冬から春へ。

冬が、そろそろ終わりそうです。伊賀特有の刺すような冷たい風が少しずつ柔らかさを増してきました。冬が終わりそうなので、少し冬らしいテーマでいきたい思います。

ということで、今回の里の市通信のテーマは「発酵とコミュニティ」です!



発酵食品は秋から冬の寒い時期に準備をするものが多いです。お酒は晩秋、味噌や醤油や1月、2月に仕込む「寒仕込み」が美味しいとされています。

味噌は、冬に仕込んで、春と夏を越えて秋が深まった頃に食べごろを迎える。3年仕込みや5年仕込みなんかもあるので、気が遠くなるような期間をかけて作られる食品です。



僕は、「発酵」という言葉を聞いて思い浮かべることが3つあります。

1つは、食品の保存技術ということ。2つ目は、食品の旨味を増やすということ。そして3つ目に思い浮かべるのは、「未来への準備」ということです。1つ目と2つ目に関しては、発酵のプロではないので、差し控えますね。興味のある方は、里の市に毎週出店してくれている「土の香工房」の葛原さんに聞くと詳しく教えてくれますのでぜひに〜。葛原さんの発酵の話、かなり面白いですよ!
 



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土の香工房さんの味噌作り

今回僕がテーマにしたいのは、この「未来への準備」ということです。
どういうことかと言うと、味噌を作るということは、来年も「自分が生きている」ということを信じているから、だと思うのです。
もっと言えば、自分だけでなく、家族や友人といった大切な人が来年も変わらずに生きているということを信じているから、だと思います。それを頭において味噌を仕込むということはないかもしれないですが、頭のどこかにうっすらと存在する感情だと思います。


例えば、味噌を仕込むには準備が必要です。麹を作って、大豆を用意して、煮て(蒸らして)、潰して、麹と混ぜて、といくつかの工程を経て、最終的には容器に詰める。あとは様子を見ながら菌が時間をかけて醸してくれるのを待つ。数日ではなく、1年くらいかかるわけです。



現代のような消費文化の中では、あまりにも長い待ち時間です。

もし、未来の自分が生きているということを信じられなければ、1年間という時間を待つことは出来ないと思うのです。

梅干しを作るために夏の暑い日に梅を漬けて、干して、漬けてを繰り返すのも、寒い冬に麹を作って、味噌を仕込むのも、やっぱり未来への準備です。
 



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土の香工房さんの麹

このことこそが、僕が発酵に「愛」を感じる点なのです。

こんなことを言うと僕が自分自身で味噌や梅干しを作っているかのような言い方ですが、僕は味噌も梅干しも作っていません。



それは、自分が未来に生きていることを信じていないからでは、もちろんありません。



僕は、それをコミュニティに求めたいと思っているのです。「里の市」のテーマでもある「何を買うか、から誰から買うか」です。僕は発酵食品を作ることができないので、顔の見える関係の中で、あなたが作った味噌が欲しいという意思表示をすることが、僕が考える未来への準備です。

それぞれの人がそれぞれの生業をしている現代の中で、それぞれが分断した地域ってやっぱり弱いと思います。せっかく地域の中で思いを持った「ものづくり」をしている人がいるのだから、その人から買う。そんな地域の形が、これからの時代的なんじゃないかなと僕は思っています。 
 



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ハラペコ里の市はそんな感じ、のつもりです。小さなコミュニティづくりなんです。

何かあったときに、やっぱり食べ物を生産している人たちは本当に強いです。僕みたいな食べ物を生産できない人は、流通がストップして野菜が入らなくなったとき、お米がなくなったら、「助けて!」と言わないとご飯が食べられません。



だから、常にギブアンドテイク。地域コミュニティで協力して、僕は食べ物を作らない代わりにこれができるよ、という関係性づくりが大切なのです。
発酵は愛、なんだな、と思います。もしあなた自身が作っていなくてもご両親が味噌や梅干しを今も作り続けているとしたら、それはあなたへの愛、ですよね、やっぱり。
そんな感じで、発酵とコミュニティに思うことでしたー!
 



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前回のワークショップはサナブリさんによるリーフチョコのワークショップでした^^

さてさて、3月の里の市情報です!毎週11時〜15時開催です!

開催日:3月1日、3月8日、3月15日、3月22日、
3月29日


15日はしゃべるの時間とライブがあります!
12時半~「しゃべるの時間」ぴきにき小野寺美希さん「本当に自分にあった食材の選び方」

13時半~ 根っこライブ

29日は根っこうず芽さんによる「いにしえのわらべ唄」ワークショップ!お子さん連れで是非一緒に歌いましょー!
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里の市のfacebookはこちらです!→里の市facebook

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月刊里の市ライターのおっくん紹介

三重県伊賀市出身。大学在学中に休学して1年間かけてバックパッカーでの世界一周を経験。旅を通じて世界中の悪と愛に触れた。フィンランドでカメラを盗まれ、スペインではニセ警官にデビットカードを盗まれる。悔しすぎて、バルセルナの宿でまくらを濡らした。そのときに聞いた「谷川俊太郎」の詩「生きる」が心に刺さりすぎて、旅を続けた。世界中で、いろんな人が 
生きる姿に触れるたびに、その姿を伝えることに興味を持つ。

信州大学での専攻は森林科学。木の年輪を研究テーマに(バームクーヘンの層を数えるようなイメージ)して、木の気持ちを伝える卒論を書いたのち、人の営みを伝えるライターを目指して、編集プロダクションに就職。
現在は企画のディレクションやアートディレクター・フォトグラファーとして活動中!




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