こんにちは。里の市のおっくんです。
里の市が目指すものって知っていますか?
里の市は、「何を買うか、から誰から買うか、を選べるまちづくり」というメッセージを掲げています。
なぜ、「何を買うか、から誰から買うか」、なのか。
これは文章で書くのが結構難しいなと感じていて、あまり触れてきませんでした。
僕は、大学時代からライターをしていて、卒業後も3年間ライターをしていました。農家さんとか直売所とか、大学の教授とかいろんなところに取材に行きました。
当時のことを思い出すと1日に3人とか4人とか取材をしていて、今となっては信じられません。今は、一日1人取材したら疲れちゃいます。職業による鍛錬というのは面白いですね。
ライターをしていて、農家さんとか直売所とかの話を聞いていると涙が出てきくることが結構あります。辛いこととか、悲しいこととか、そういう話じゃなくて、嬉しかった話とか、そういうのを聞いていると、僕も嬉しくなってウルウルしながら取材をしてまして。恥ずかしいので、そういうときは割とメモノートに視線を落として「へーへー、ほーほー」という感じで相槌を打ったりしてました。
そうやって年間に数十人〜百人くらいの人の話を聞いていたと思います。そんで、その嬉しかった話とかを原稿に落としていこうと思うと、なかなかうまくいかなったり。エモい感じで書くと、編集長にポエムっぽいと言われたりして。僕は、割とポエム的な文章の方が好きだったので、悩んだり。まぁそんなことはいいんですよ。
ただ、そうやって農家さんの取材をしまくる中で、世の中が「何を買うか」、に偏りすぎていると感じていました。
そこに貼ってあるラベルが大切な世界。そうやって生産の現場と消費の現場が離れていくというのはよくないなと思っています。
生産と消費が遠い社会は、想像力が失われていくと思っています。消費者は農家さんに対しての想像力がなくなっていく。きれいで安くて、うまいものが欲しい。その逆もあって、農家さんが消費者に対して想像力を失っていくこともあると思います。きれいで安くて、うまければいいのだろう、と。
そういう社会じゃなくて、生産者も消費者も想像力を持って、お互いに信頼しながら生きていく世界がいいなぁと思っています。
だから、僕は毎週毎週マルシェをやっているのだと思います。
小さなことでは世界は変えられないかもしれませんが、それでも僕らは、小さなことからやっていくしかなないのです。
月一回ではなく、毎週、しかも平日。普段の買い物の場として使って欲しい。あわよくば、小さな子供のいるお母さんの居場所になって欲しい。そんな風に考えています。
作った人の顔を見て、食べてれくれる人の顔を見る。そんな時間が週に一度くらいあっても良いのではないかと思います。
里の市本日開催です!そして、本日、イケてるイベントあります!
11月20日(水) 12:30〜(約1時間半ほどの予定)
CAFE-NeKKO秋の料理教室
秋も深まり、朝晩と昼間の寒暖差が季節の移り変わりを感じさせてくれます。
秋と冬の美味しさが詰まった野菜も揃って来ました。
CAFE-NeKKO秋の料理教室は、
秋冬の美味しさ詰まった有機野菜を使い、
野菜の美味しさを引き出すシンプルな調理方法をメインに
数種類のメニューを作って行きます。
楽しく美味しくみんなで料理を作って行きます。
出来上がったら、みんなでワイワイ食べますよ。
参加費
¥1500 食事付き 里の市の会場にて
予約優先
当日も空きがあれば受付可ですが、ご予約受付中です。
Facebookメッセージか、ハラペコあおむし店舗のお電話、店頭でご連絡ください。
来週もイケてるイベントあります!
11月27日(水)12:30〜
名張・里の市で、
羽間 一登 (Kazuto Hama) さんの〈しゃべるの時間〉(トークイベント)
現在、奈良県都祁(つげ)で、堆肥も使わない自然栽培のお茶やお米、米粉、菊芋、マコモダケなど農業を営んでいる、羽間農園さん。
いまの場所で新規就農を始めるまでには、ちょっと変わった道のりだったようです。
一登さんの幼稚園の頃からの夢、『お百姓さんになること』
その夢を実現するために、北海道から沖縄まで全ての都道府県を旅してきたというお話しと、
資本金5万円でスタートしたお米とお茶作りのお話しをお聞きします!
普段はなかなか聞けない、お話を。
質問もございましたら聞いてみてください!
参加無料
羽間農園さんホームページ
https://hamanouen.blogspot.com
開催時間:毎週水曜日 11:00~14:00
場所:ハラペコあおむし前(名張市上小波田)
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三重テレビさんのゲンキ!みえ!という番組で取材していただきました。そのときの放送内容はこちらです→
里の市ライターおっくん(奥田悠史)
三重県伊賀市出身。三重と長野の二拠点生活中。
大学在学中に休学して1年間かけてバックパッカーでの世界一周を経験。旅を通じて世界中の悪と愛に触れた。フィンランドでカメラを盗まれ、スペインではニセ警官にデビットカードを盗まれる。悔しすぎて、バルセルナの宿でまくらを濡らした。そのときに聞いた「谷川俊太郎」の詩「生きる」が心に刺さりすぎて、旅を続けた。 代表 / 株式会社やまとわ 取締役 / 一般社団法人◯と編集社 理事/