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【月刊里の市通信vol.5】その小さな手に地域の面白さのバトンをつなぐ

最近の里の市は、小さな子どもを連れたお母さんが多くなってきました。3年前に始めたばかりの頃はどちらかというと、年配のお客さんの方が多かったのですが、今は小さな子を抱いたお母さんの方が少し多いくらいになってきているように思います。

 

「子どもたちにあったかい食卓を」というテーマで毎週開催してきましたが、その思いが少しずつ少しずつ届いているのかもしれないと思うと、とても嬉しいです。

 

ベビーカーの中で頭をすりすりしながら、お母さんの様子を一生懸命見ている子どもやお母さんの足の後ろにひっついて歩く子ども。里の市の中をおぼつかない様子で歩き回る子どもたち。そんな風景が里の市の日常になってきました。


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そんな子どもたちを見ているととてもも嬉しい気持ちになります。そして、この子どもたちが暮らすこの地域の未来が今よりももっと面白い地域になるといいなと思います。


里の市に訪れる小さい子どもたちがこの地域の多様な大人たちと出会い、この地域に生きる僕らから面白さのバトンをその小さな手で受け取ってくれたら嬉しいです。
小さい子どもが大人になるまでに、どれだけたくさんの地域の面白い大人と出会うか、というのはとっても大切だと思っています

よくよく考えれば、僕が小・中学生だったころ、地域の人との触れ合いや地域の人の仕事に触れるということはほぼありませんでした。小さな学校社会の中で日々を暮らし土日は部活。

そのことになんの違和感も覚えていませんでした。

そして、「この地域に面白いことがあるかどうか」、など考えず県外へ進学しました。

この地域で過ごした時間がかけがえなの無いものであれば、きっと子どもたちはまた戻ってきて、この地域に面白い場所を創造してくれると思います。

そのバトンをつなぐためには、自分たち大人がいかに面白い大人になれるか、そして里の市が訪れる人にとっていかに居心地のいい場所になれるか、を大切にしたいです。


里の市に来てくれる小さな子どもたちにも少しずつ伝えていきたいと思います。「ことば」ではなくて、「笑顔」で。子どももお母さんもお父さんも訪れる人たちみんなと出店者も楽しくなっちゃう。そんな場所を目指して毎週開催中です。

子ども連れのお母さん向けのイベントも増えてきています!
また6月もゆうじゅさんによるおはなしcoppiceや森井みきさんによる抱っこワークショップなども定期的に開催しています。

 

【6月の里の市情報】

毎週11時〜15時開催。

開催日:6月7日、6月14日、6月21日、6月28日

イベント情報:
・6月14日
12:30〜13:00 しゃべるの時間「愛農高校の泉川道子先生のおはなし」
13:00〜13:30 根っこさんライブ

・6月28日
12:30〜13:00 ゆうじゅさんによる「おはなしcoppice」
0~2歳くらいの子どもたちとおかあさんへ。ちいさなおはなしと声のトンネルをくぐりに遊びにお越しください。

先日三重テレビさんのゲンキ!みえ!という番組で取材していただきました。そのときの放送内容はこちらです→ゲンキ3ネット

里の市のfacebookはこちらです!→里の市facebook



里の市ライターおっくん(奥田悠史)

三重県伊賀市出身。大学在学中に休学して1年間かけてバックパッカーでの世界一周を経験。旅を通じて世界中の悪と愛に触れた。フィンランドでカメラを盗まれ、スペインではニセ警官にデビットカードを盗まれる。悔しすぎて、バルセルナの宿でまくらを濡らした。そのときに聞いた「谷川俊太郎」の詩「生きる」が心に刺さりすぎて、旅を続けた。世界中で、いろんな人が   生きる姿に触れるたびに、その姿を伝えることに興味を持つ。

信州大学での専攻は森林科学。木の年輪を研究テーマに(バームクーヘンの層を数えるようなイメージ)して、木の気持ちを伝える卒論を書いたのち、人の営みを伝えるライターを目指して、編集プロダクションに就職。

現在は企画のディレクションやアートディレクター・フォトグラファーとして活動中!  

 



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