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【のっPの木】木の家は地震が来ても大丈夫?!

まいど、
毎日の暑さと湿度にやられている
のっPです。

梅雨とは言い、晴れ間が多いのは
ありがたいですが、ジメジメがこたえますね。。

さて、先日の地震ビックリしましたね。
伊賀地方では震度3でしたね。
久しぶりに大きく揺れたので、
ビクッとしてしまいました。
皆さんは大丈夫でしたでしょうか?

そして、大阪にご家族やお知り合いが
おられる方々、大丈夫でしたでしょうか?
今回被災された方々に於かれましては、
心からお見舞い申し上げるとともに、
一日も早い復興を願っております。

最近は大きな地震が増えてきましたね。
始まった時期は諸説あるようですが、
地震活動期に入ったと言われており、
環太平洋造山帯の真上で
4つのプレートの上に日本が
存在しているため、
地震大国
といわれる所以でもありますよね。

(出典:市民のための環境学ガイド

そのおかげで温泉も多いのですが、、
良いことより悪いことの方が
敏感になってしまうものです。

しかし、大きな地震が起こると
建物損傷や倒壊などの被害が
出るのではないか?

と心配になりますよね。
今回の地震でも、ブロック塀の
下敷きになってお亡くなりになった
方もいました。
建築を生業にしているのっPにとって
建築物や工作物によって亡くなる方が
発生するというのは悔しくてなりません。

ですが、ことが起こってしまうと敏感に
なってしまい、風評が立つことも
あります。

そんな時だからこそ、しっかりと知って
いきたいものです。

今回は、
『木造住宅って大丈夫なの?』
『耐震補強てあるけど、何なの?』

といったことを整理していきます。


(出典:
免震ウェブサイト

地震に対して出来る建物への対策は

大きく分けて3つあります。
(最近ではこれらを組み合わせた
ハイブリットタイプもありますが)
免震(めんしん)
制震(せいしん)
耐震(たいしん)

免震とは、地震の揺れを受け流す
制震とは、地震の揺れを吸収する
耐震とは、地震の揺れに耐える、

免震ウェブサイト
ここのサイトがすごく分かりやすいので
理解しやすいと思います。

免震:建物と基礎との間に免震装置を設置し、
地盤と切り離すことで建物に
地震の揺れを直接伝えない構造。
menshin
(出典:免震ウェブサイト

制震建物内部に錘(オモリ)やダンパーなど
「制震部材」を組み込み、
地震の揺れを吸収する構造。
(上階ほど揺れが増幅する高層ビル
などの高い建物には、
非常に有効な技術。)
seishin
(出典:免震ウェブサイト

耐震現在の大半の住宅で採用されている耐震
工法は、地震に対しては
「建築物が倒壊せず、住人が避難できること」
を前提に建物の強度で、
揺れに耐える構造。
耐震補強は、これを強くしていきます。

taishin

 

(出典:免震ウェブサイト

地震に対ししては、耐震だけでなく
3つの対策が出来るのです!

この3つで建物の中にいて一番揺れるのは
耐震です。揺れながら耐える。
耐えるので耐震

その次に揺れるのが、制震
揺れを抑える(制する)ので制震

そして、一番揺れが小さいのが免震

この表は、大地震が発生した際、
免震システムの有無によって
室内の状況にどれだけの差が
生まれるのかを
耐震、制震、免震での比較で
表わしています。

(出典:免震ウェブサイト

免震というのは、昔の建物
(築100年くらい)はほぼこれでした。
柱が石の上に乗っているだけ。
なので、地震が来ると柱がズレることで
地震のエネルギーが家に伝わらないのです。
原理はテーブルクロス引き
と同じかな。

制震は、制震ダンパーなどの製品を
家の構造体に組み込んで、地震時の揺れを
抑える
働きをします。
制震ダンパーが元気なうちは
何度でもその働きを発揮してくれます。
車のサスペンションが
わかりやすいかな。

耐震は、地震の揺れに耐えるために、
建物を固く固めていきます
紙の箱より鉄の箱の方が
強いのと同じですね。
耐震の場合、巨大地震(震度7クラス)
に遭遇すると、次の巨大地震には
耐えることが難しい場合もあります。

ちなみに免震構造の建物は、
1300年以上前に建立した
法隆寺の五重塔
なんかもそうですね。

(出典:法隆寺HP
で、
東京スカイツリー
法隆寺の五重塔の
構造に倣って造られた
とも言われていて、
おもしろいですよね!

(出典:東京スカイツリー定点観測所

木の家といっても、その建て方は
様々です。どういった構造で建てて
あるかで、地震に対しての揺れ方は
大きく異なります。

築年数が古い=弱い

というわけでなく、
先程の築100年以上前の建物は
免震構造のものが多いので、
そういった意味では
有利側ともいえます。
が、
瓦屋根に土壁
建物重量も重くなるので
その面では不利側。
しかし台風には有利。
台風も多い日本ではそのバランスが
難しいのですが。

現在の建築基準法では、耐震性能を
確保していくような基準となっており、
「数百年に1度程度」発生する地震
(震度6〜震度7程度)
に対して、倒壊・崩壊しない程度に
設計
されています。
2016年に発生した熊本地震では
短期間の間に最大震度7の地震が2回
発生しています。
つまり、2度にわたる巨大地震
は想定していません。

しかし、熊本地震のような地震を
基準に設計をすると過剰になりすぎる
こともあり得ます。

この機会に、地震に対して
建物のことを考えたり、
防災意識が高くなると良いのですが。

地震、カミナリ、火事、オヤジ
はいつ来るかわかりませんもんね。

***

 

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ではでは、

今日はここまで。
サラバ!!

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